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日立、DVDレコーダ「WOOOシリーズ」でレコーダ市場に本格参入
-400GB HDD搭載ハイブリッドなど。マルチドライブ/ADAMS-EPG搭載


5月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:安心コールセンタ
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 株式会社日立製作所は、400GB HDD搭載のハイブリッドレコーダなど、DVDレコーダ「WOOO(ウー)」シリーズ5機種を5月下旬より順次発売する。価格は全機種オープンプライス。各モデルの店頭予想価格と発売時期は以下の通り。

型番方式発売日店頭予想価格
MS-DS400400GB HDD搭載ハイブリッド6月中旬145,000円前後
MS-DS250250GB HDD搭載ハイブリッド5月下旬125,000円前後
DV-DS160160GB HDD搭載ハイブリッド8月上旬85,000円前後
DV-RV7000VHS/DVD一体型レコーダ7月中旬65,000円前後
DV-RX7000DVD単体レコーダ7月中旬55,000円前後


■ MS-DS400/DS250

 日立LG製のDVDマルチドライブを搭載。DVD-R/RW/RAMの記録に加え、DVD+R/RWの再生にも対応するが、DVD+R/RWの記録には対応していない。HDDは、HGST製で独自の「ヘッドロード/アンロード機構」により、衝撃に強く、高信頼性を実現したという。

 両モデルの違いはHDD容量だけで、DS400は400GBのHDDを搭載しており、XPモードで約89時間、SPモードで約180時間、LPモードで約360時間の録画が可能。MS250は250GBのHDDを搭載し、XPで約41時間、SPで約110時間、LPで約220時間となっている。

 どちらのモデルもアナログBSチューナを内蔵。高画質化回路としてGRT、3次元Y/C分離回路を搭載。録画予約機能はADAMS-EPGを搭載しており、月100番組の予約が可能。EPG情報やHDD上の録画番組の「0.3秒快速検索」機能なども備えている。

MS-DS400 harddrive by HITACHIのロゴを付与。ADAMS-EPGに対応
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【4月15日】日立、400GB HDD搭載ハイブリッドレコーダ「WOOO」
-EPGの検索性/高速性を追求。“出演者検索”も可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040415/hitachi2.htm


■ DV-DS160/RV7000/RX7000

DV-DS160
 DVD-R/RW、DVD-RAMの記録に対応したDVDドライブを搭載。DS160は160GBのHDDを搭載し、XPモードで約42時間、SPで約80時間、LPで約142時間の録画が可能。録画予約は独自の「ミルカモ予約」機能を採用し、カレンダーを見ながら1週間分の予約と再生時の検索などが簡単に行なえるという。

 RV7000はVHSとDVDレコーダの一体型モデル。RX7000はDVDレコーダ単体モデルとなっている。

DV-RV7000 DV-RX7000

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【4月15日】日立、カートリッジ式DVD-RAM対応のハイブリッドレコーダ
-VHS一体型やDVD単体レコーダも発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040415/hitachi3.htm


立花和弘 執行役常務

 発表会では、同社執行役常務 ユビキタスプラットフォームグループ グループ長/CEO の立花和弘氏が、製品戦略などを解説した。

 「'90年代に海外進出が続いた結果、製造業の低迷を招いたが、テレビ分野ではCRTからフラットパネル、ビデオではテープからディスクなど、中国でできないことをやるMade in Japan戦略により、“新3種の神器”といわれるフラットパネルテレビ、DVDレコーダ、デジカメに代表されるような成長市場を創出できた。今後は、HDDのHGSTや光学ドライブの日立LGデータストレージ、PDPパネルのFHPなどグループの力を最大限に活かした“Made in HITACHI”作戦により、デジタル家電市場での躍進を目指す」という。

Made in HITACHI作戦を展開 グループ企業との協業により製品力を強化 大画面薄型テレビ、HDD/DVDアプライアンス、ブロードバンドパソコンを「次世代3種の神器」に

薄型テレビ内蔵型レコーダも強化

 また、次世代の「3種の神器」を「大画面薄型テレビ」、「HDD/DVDアプライアンス」、「ブロードバンドパソコン」と定義し、それぞれの市場での積極展開を図るほか、プロジェクタ、薄型テレビ、DVDレコーダなどのシリーズ名称を「WOOO」シリーズで統一。「WOOOワールド」として製品展開し、「“次世代3種の神器”のトップメーカーを目指す」と意気込みを語った。

 DVDレコーダ市場には今回が本格参入となるが、「2004年中にシェア10%、2005年にはシェア20%を目指す」という。また、他社製品との差別化については、「今回発表製品の400GBの大容量、DVDマルチ再生、瞬間高速検索などもアピールポイントだが、この市場はこれからどんどん変化する。今後は、薄型テレビの内蔵型レコーダの市場も伸びると予測しており、テレビとビデオ録画の機能が一体化されることで、“操作のわかりやすさ”などの特徴が生きてくる。薄型テレビ市場でのシェアや製品力が高い会社が、レコーダ市場でも強くなっていける」との予測を示した。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/04/0415.html
□製品情報
http://dvd.hitachi.co.jp/deck/wooo/dvd_wooo.html

(2004年4月15日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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